新 増 沢 方 式 に つ い て

 

1 新増沢方式とは?

○多数決が原則である。

 

(1)審査員全員(奇数が原則)が第1位の投票を行い、そこで団体Aが過半数を占めればAの1位が決定する。

(2)最高得票のAが過半数に満たないときは次に得票の多いBとの間で決選投票(計算)を行う。この場合、多数決の法則に従ってAとBの得票合計が全審査員の過半数を占めていなければならない。過半数に達しない場合はBと次に得票の多いC、D…(合計が過半数になるまでワクを広げる)も含めて第2候補を多数決によって決め、Aとの間で決選投票を行う。決選投票は2団体で行い、2団体の間で勝敗を決めるから、棄権のないかぎりどちらかが過半数をとることになり、ここで第1位が確定する。

(3)1位の団体を除いて同じ作業を行い、2位の団体を確定する。

(4)以下同様の作業を繰り返してすべての団体に順位をつける。

(5)決選投票が3すくみになったりした場合は、勝ち数をポイントに換算してポイント数の最も多い団体を勝ちとする。ポイントが同じ場合は順位を点数化した得点が多い順に決定。それでも決まらない場合は審査委員長の判断を仰ぐ。

 

2 具体例

  下表を例に説明する。

 順 位

  

  

  

  

  

 総合順位

  

 A高校

 A高校

 A高校

 D高校

 C高校

  A高校

  

 B高校

 B高校

 C高校

 C高校

 A高校

  C高校

  

 C高校

 D高校

 B高校

 E高校

 B高校

  B高校

  

 D高校

 E高校

 D高校

 B高校

 E高校

  D高校

  

 E高校

 C高校

 E高校

 A高校

 D高校

  E高校

 

(1)第1位の投票でA高校が3票を獲得し、過半数を得たためA高校の1位が決定。

(2)A高校を除いて作業する。

(3)第2位はB高校とC高校が2票ずつ獲得しているため、B高校とC高校で決選投票。C高校の3勝2敗でC高校の2位が決定。

(4)C高校を除いて作業する。

(5)第3位はB高校が4票を獲得し、過半数を得たためB高校の3位が決定。

(6)B高校を除いて作業する。

(7)第4位、第5位はD高校とE高校の間で争われるが、D高校の4勝1敗でD高校の4位、E高校の5位が決定。