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地震による影響と定期総会における義援金募集について

合唱団各位

埼玉県合唱連盟 理事長宮寺勇

東北地方太平洋沖地震による影響と平成23年度定期総会における義援金募集について

このたびの東北地方太平洋沖地震による大津波や原子力発電所の事故など大規模な災害 が生じたことにより、現在(3 月27 日)までに死者・行方不明者合わせて2 万7千人を超 え、避難者は25万人に達し(各避難所における避難者数の合計値)、今後も増える見込み であるということが報道されています。この未曽有の大災害によって犠牲になられた方々 に謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。ま た、多くの死者・行方不明者がいる中で、被災地にご親族や友人・知人をお持ちの皆さん のご心痛はいかばかりかとお察し申し上げます。

東北地方太平洋側の各県や、関東地方でも茨城県、千葉県などに比べれば被害は小さい 方ですが、埼玉県でも多くの被害が報告されています。みなさんの合唱団の中ではいかが でしょうか。ご無事を念じている次第です。また、今回の地震で演奏会を中止や延期にし たり、練習会場が使用できなくなって活動を休止したりしている合唱団もあるかと思いま す。代替会場の確保などいろいろとご苦労されていることと拝察申し上げます。

こうした状況の中で、連盟の行事も3月27日(日)に山梨県で開催する予定であった 関東合唱祭が諸般の事情を考慮して中止となり、埼玉に続いて開催が予定されていた茨城、 栃木、山梨のおかあさんコーラス県大会が延期を余儀なくされました。埼玉でも、5月に 計画していたコーラスワークショップの会場として予定していた和光市民文化センターが 今回の地震で使用できなくなったため、延期せざるを得ない状況となりました。

誠に残念なことですが、福島原発の状況も一進一退を続けており、避難者の生活も予断 を許さない状況ですので、事態の推移を見守りながら、活動の再開を願って、今私たちに できることをやっていくしかないのではないでしょうか。

そこで、4月29日(金・祝)に行われる平成23年度定期総会において、被害の大き かった各県の合唱仲間を支援すべく、義援金に取り組みたいと思います。2004年に発 生した新潟県中越沖地震では、当連盟で募金を集め、新潟県合唱連盟に贈ったことがあり ます。今回もその時と同様、集めた義援金はそれぞれ当該県の合唱連盟に贈りたいと考え ています。是非、合唱団の中で呼びかけていただき、総会当日にご持参くださるようお願 いいたします。

なお、例年総会会場としてお借りしているさいたま市民会館うらわホールもこのたびの 地震により使用できなくなり、代替会場としてソニックシティ市民ホールを確保しました。 被害の全容が未だに把握できない中、電力不足による計画停電の実施や放射能汚染によ る水道水や農産物の規制などの問題が生じ、なかなか復興の一歩を踏み出すことができま せんが、国民の英知を集めてなんとか現状を打開し、震災からの一日も早い復興を祈念す るものです。